仏教タイムス社 刊
週刊仏教タイムス・教学ダイジェスト2021
日蓮聖人生誕800年記念企画 誓願・立正安国・手紙
伝教大師1200年遠忌シリーズ 天台仏教とその展開
コロナ禍が続く令和3年(2021)、仏教界では聖徳太子1400年遠忌・日蓮聖人生誕800年・伝教大師1200年遠忌を迎えた。日本仏教史において革新的な役割を果たした祖師たちの研究は年々進むが、節目の年に改めてその成果を集めた。日蓮聖人の誓願とは何か、遺文から読み解く日蓮聖人の姿。また伝教大師最澄が開いた比叡山には各宗の祖師が学んだ。祖師たちは最澄と比叡山をどう見ていたのか―。最澄が日本仏教に与えた思想的影響が見えてくる。仏教タイムスで連載した二つのシリーズをダイジェスト化。
【目次】
日蓮聖人生誕800年記念企画
日蓮聖人における「誓願」と菩薩 庵谷行亨
立正安国の実践者 日蓮 花野充道
日蓮聖人の手紙を読む 岡田真水
伝教大師1200年遠忌シリーズ 天台仏教とその展開
空海から見た最澄 内藤理恵子
最澄と南都六宗の戒 大竹 晋
最澄と徳一の論争 吉田慈順
法然著作にみる最澄 林田康順
親鸞思想にみる比叡山と最澄の教え 四夷法顕
栄西は天台宗を離れたのか 大竹 晋
道元からみた最澄と比叡山 佐久間賢祐
日蓮にみる最澄と天台宗 布施義高
神道からみた比叡山と天台本覚思想 鎌田東二
宗教サミットにみる宗教協力と宗教間対話 杉谷義純
一隅を照らすと忘己利他に生きた近現代の天台僧
A4判 24頁 770円(税込み・送料別)