 神奈川県川崎市遍照寺の「半鐘」と坂本住職。戦後75年の節目となった昨年、戦中に金属供出した「半鐘」が帰還した。川崎市の文化財課によりデジタル技術で銘文を分析し、寺院の特定につながった。(2021年4月15日号) |
 武蔵野市八幡町・真言宗智山派延命寺の250㌔爆弾の破片。境内には空襲犠牲者や戦没者らの名前を刻む「平和観音菩薩」、長崎平和祈念像の作者である北村西望の「平和の女神」レリーフを鋳造した「平和の鐘」もあり、同寺は地域の平和学習のコースになっている。(2021年4月29日・5月6日合併号) |
 土浦市法泉寺「航空隊碑」と山岡英嗣住職。土浦海軍航空隊に操縦士を養成するために設けられた海軍飛行予科練習生(予科練)を戦争末期の昭和20年6月10日、B29などの爆撃機が襲った。同寺では4代にわたり予科練生や教官を供養し続けている。(2021年6月3日号) |